リレーコラム

2009.09.01

「父親であることを楽しむ、仕事も育児も楽しむ生き方」(1)

私(hotta)が、ワークライフバランスを勉強、情報収集している過程で、とても共感、注目している方がいます。

それは、Fathering Japan(ファザーリング・ジャパン)の安藤哲也さんです。

ワークライフバランス(仕事と生活の両立)は、子どもを持った、働く女性のための言葉、と解釈されがちで、
また、男性には家事も子育てもしてもらうこと、的なとらえ方をしている方がけっこういらっしゃいました。
(なので、煙たいと思われたことも・・・)

中小企業を支援している中で、利益拡大、事業展開していくにおいても、最終的には「働き方・働かせ方の見直し」と
いうところに行き着くことがほとんどでした。

仕事ばかり、で、企業にも人にも「アイディア」や「情報」がないんです。

目先の利益にどうしても食いついてしまい、業務に作業に時間を費やす。経費ばかりかかっている。
「アイディア」は生活の中で、自己啓発や活動の中で生まれることに気づけば会社は変わっていきます。
そして従業員も。

企業も個人も、「働く」ことについての意識改革が必要ではないかと感じています。
特に働く男性の意識。

でも、働く女性・母親である私の立場でこれらを伝えても、

「自分がしんどいから、働きたいから、男がもっと家事も子育てもしてよ、っていう発想でしょ?」

と内心思われることは事実。。

そう感じている矢先、Fathering Japan(ファザーリング・ジャパン)の安藤さんの活動に遭遇し、

す、素敵!!
そうそう、それなんです~!!

と かなり感激したのを覚えています。

Fathering Japan(ファザーリング・ジャパン)さんの事業ビジョン
『長時間労働を強いる会社と、子育て参加して欲しいと願う妻のプレッシャーに挟まれ、「ワーク・ライフバランス」に苦しんでいるのは、そうした子育て世代の父親たちかもしれません。
~中略~
日本の企業もそんな風に意識が変わり、そこに勤める父親たちが解放、啓発され精神的に成長・自立し、家庭や地域に積極的にコミットするようになれば、社会も大きく変わっていくのではないでしょうか?

子どもを大切にする社会は、母親たちのストレスを減少させ、子どもたちに安心と笑顔をもたらします。
そして中・長期的にみれば、進む少子化にブレーキがかかったり、大きな社会不安となっている、子どもや女性を取り巻くさまざまな問題・犯罪事件の減少につながっていくのではないかと、私たちは考えます。

Fathering Japanは、父親支援事業による「Fathering」の理解・浸透こそが、「よい父親」ではなく「笑っている父親」を増やし、ひいてはそれが働き方の見直し、企業の意識改革、社会不安の解消、次世代の育成に繋がり、10年後・20年後の日本社会に大きな変革をもたらすということを信じ、これを目的(ミッション)としてさまざまな事業を展開していく、ソーシャル・ビジネス・プロジェクトです。』

ビジネスパーソンに、ぜひともオススメしたい組織・活動です。

パパ検定の発信者でもあります!