リレーコラム

2009.10.01

中小企業の事業主のみなさま、従業員は活き活きしてますか?

「中小企業労働時間適正化促進助成金」

という、助成金制度が今年(19年)9月に厚生労働省から発表されました。

漢字が連なっててよく意味のわからない感を受けますが、
要は

*従業員の働き方を見直しましょう
*長時間労働を是正しましょう

*見直すために(国の定める措置を含んだ)計画を立てましょう

*計画を実行したら助成金を出しましょう

というものです

残業大好きな人、いますよね。
いっつも遅くまで残っている人、いますよね。

残業は、会社に利益を生み出しているのでしょうか?
電気代やらコストはたくさんかかってますけど。

なぜ残業するのでしょう?
1.仕事が好き
2.仕事が多すぎる
3.要領が悪い
4.会社が帰らせてくれない
5.家に帰りたくない

あなたはどれですか?

残業している人に理由を聞くと、だいたい
「昼間集中できないから夜する」とか
「とにかく忙しいから」と言います。

私自身、営業をやっていたときは家に帰るのが21時過ぎるのは当たり前でした。

昼は外をまわっているので、細かな事務作業は事務所に帰ってから。
電話の鳴らなくなった時間から、「さあやるぞ」ってゆっくり構えてたように思います。
だから、たしかに仕事は忙しいんだけど、時間があることで「ダラダラ残業」になっていたことは否めない事実です。
要領も悪かったです。

「時間をかけて仕事をしている=能力がある」

わけではないんですよね。

前職の同僚で、要領も良く、仕事もきっちりこなしている女性がいました。
帰るのも早い!

「彼女は仕事をしてない」
と評価をする人がいましたが、知ってる人は知っている。
彼女は仕事を集中してやっていましたし、周りへの目配りもできていた。

要は、容量もあって、要領もよい、優秀な人だったんです。

就業時間というルールがあるのに、その時間を守らずして仕事をするのはフェアじゃない。

「時間をかけて仕事をする=能力がある」
という解釈をしていれば、
「仕事の要領が悪い人でも、24時間働ける人」が
良い評価をされるシステムになってしまうのです!

そうなると、本当に優秀な人はモチベーションダウンをおこし、辞めていくでしょう。

長くなりましたが、

優秀な人を育てるためにも、従業員の仕事の仕方をチェックすることは必要です。
この「長時間労働を是正する企業への助成金」は画期的であると思います!

興味がある、取組んでみたい、という中小事業主の方は、こちらからご連絡ください。