リレーコラム

2010.11.19

リレーコラム vol.3

私の活き活き “ワークライフバランス”

vol.3

気がつけば、二人の子育てに毎日8時間の勤務、週末も仕事と準備に追われる日々。
家族4人の口癖が「疲れたぁ~」になっていました。そんな時に出会ったのが、ワーコラの代表である堀田さんです。
「ワークライフバランス!?」半年で育児休業を切り上げ、単調な生活を何年も当たり前のように繰り返していたことを、見直すきっかけになりました。「同じような仲間がいるんだ。」「状況ではなく、私のやり方ね。」ヒントをもらい、ホッとしたのを思い出します。

現在はフリーランスの管理栄養士として、地域密着で栄養サポートの仕事をしています。中でも、栄養コーチをさせて頂いている、“松山大学女子駅伝部”との出会いで、私も家族も大きく変わりました。

合宿、試合帯同で1週間近く家を空けることもあります。毎日6時からは朝練習があります。ですので、家族・特に主人の協力はなくてはならないものになっています。
監督やコーチも小さな子どもさんがいる中、奥様にも多大な協力をしてもらっています。
今回全日本4位入賞の快挙は、選手達の力が一番ですが、支えた“家族力 ”= “ワークライフバランス”も大きかったのではないでしょうか。

主人に「なぜそんなに協力的なの?」と聞いたことがあります。主人の口からは「褒められたいから!」・・・と(笑)。こんなに活き活きと嬉しそうに頑張っている人を助けんわけにはいかん、とも。また有難いことに、妻の働きを周りの人が評価してくれる声を聞くこともあるようで、主人を一層張り切らせているようです。

女性が家庭だけでなく、社会に出て世界がさらに広がったという声を聞くように、男性も職場や仕事だけでは勿体無いかもしれませんね。
我が家では夫婦での話題も増え、主人はそれが仕事に生かされたところもあった、と意外だったようです。

子ども達には、「今は、遊ぶことと幼稚園や学校に行って勉強をすることが仕事!」と言っています。小学三年生の息子は、サッカー、空手、塾と、親に負けない欲張りよう。
そしてその隙間に、友達と遊びの約束を上手く入れて、毎日楽しそうです。幼稚園の娘も皆勤で、元気一杯です。
今年は二人の誕生日も出張で、さらに結婚記念日まですっかり忘れてしまっていたという失態をしてしまいましたが、この状態が今の私達家族にとってはベストだと思っています。

我が家のモットーは、「右手は自分のために精一杯使い、左手は周りの人のために使う。そして困った時は両手を出して助けを求める!」 私がある講演の中で聞いた言葉を基にしたものです。
毎日の幸せな生活は、周りに人に支えられているからだと感謝しています。
出張中は、先生やご近所の方がよく声をかけて下さるようで、働く人や子育てがしやすい世の中に、少しずつ変わってきている気がします。悩んだことも、心配も、過ぎてしまえばすっかり忘れていますし。

これからも子どもの成長や夫婦の状況が変化してくる度に、ワークとライフのバランスを考えることが幾度もくるでしょう。そんな時には“仲間”がいることを励みとさせていただきますね。
皆様が健康で充実した楽しい毎日でありますように! ワーコラさんとの出会い、今回執筆の機会をいただいたことに、厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。

執筆者 : 大田 美香さん
【執筆者紹介】大田美香さん
管理栄養士 産業栄養指導者
松山大学女子駅伝部コーチ

現在はスポーツ栄養、食育、アンチエイジングなど地域での栄養サポートに力を入れている。